育種シミュレータと植物工場を融合した独自技術「ハイブリッド選抜固定法」※。生産者の低単収と、企業の安定調達リスクを同時に解消する、次世代育種プラットフォームです。※ 特許出願済(PCT/JP2026/026969)
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気候変動と生産者減少により、国産大豆の単収は低下し安定調達リスクが高まっています。従来の育種は完成まで約15年。「作ってから売り先を探す」プロダクトアウト型では、市場のニーズにタイムリーに応えられません。
既存品種の単収低下が深刻。データ上は多収でも「自分の畑で本当に育つのか」、そして「作った後に買い取ってもらえるのか」という栽培・販売リスクが新品種普及の障壁に。
単収低下・生産者減少に伴う安定調達リスクと、気候変動による品質のブレ。豆腐・納豆等の加工適性に優れた新品種が渇望されるも、開発に15年を要する構造的課題。
大豆食品の商品開発サイクルは1〜3年。一方、品種開発は10〜15年。需要家にとって品種は「外部から与えられる条件」でしかなく、市場変化へ即応できません。
| 期間(単位:kg/10a) | 日本 | 米国 | ブラジル | 中国 | 韓国 | 世界平均 | アジア平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2002–2004年 平均 | 175.2 | 259.4 | 256.7 | 170.9 | 155.4 | 224.7 | 135.8 |
| 2022–2024年 平均 | 164.3 | 338.3 | 317.6 | 199.0 | 207.2 | 270.2 | 150.4 |
| 変化率 | ▼ 6.2% | ▲ 30.4% | ▲ 23.7% | ▲ 16.4% | ▲ 33.3% | ▲ 20.2% | ▲ 10.8% |
※年次の作柄変動を平準化するため、3か年平均で約20年間の変化を比較。
※農林水産省「食料需給表」「大豆をめぐる事情」等の公表データに基づく概数。
FOOD & ENERGY SECURITY
日本の大豆自給率はわずか約7%。一方で世界の人口増加に伴い、植物性タンパク質の需要は今後数十年で急増すると予測されています。超多収大豆品種は、国内農地の生産性を飛躍的に高めることで、この二つの安全保障課題に同時に応えます。
高度成長期以降、輸入依存が進んだ大豆。食品用に限っても約25%にとどまり、国際情勢の変動リスクに常にさらされています。
※ 農林水産省「食料需給表」等の公表値をもとに研究室作成(概数)
世界人口は2050年に約97億人へ。畜産由来だけでは供給が追いつかず、環境負荷の小さい植物性タンパク質、とりわけ大豆への期待が高まっています。
※ 国際機関の人口・食料需要見通しをもとに研究室作成(2020年=100の指数、概念図)
単収を大幅に高める超多収品種は、限られた国内農地でも大豆の増産を可能にします。輸入依存からの脱却を進め、味噌・豆腐・納豆など日本の食文化を支える原料の国産化に貢献します。
大豆は畜産に比べ水・土地・温室効果ガスの負荷が格段に小さいタンパク質源です。多収化により単位面積あたりのタンパク質生産量を高め、世界的な需要増に応える供給基盤を築きます。
大豆油はバイオディーゼルや持続可能な航空燃料(SAF)の原料にもなります。食料と競合しない余剰生産力を国内に持つことは、輸入化石燃料への依存を減らす一手となります。
収量を倍増させる育種技術は、単なる農学の成果ではありません。食料もエネルギーも「自分たちの土地でつくれる国」への転換を支える、社会基盤としての技術です。
植物工場(環境制御装置)と育種シミュレータという2つの独自システムを融合。実圃場での長期多地点試験に依存せず、デジタル上で適地と有望株を事前選抜し、植物工場内で最速で固定化します。
「この系統を、この地域に、この時期に播いたらどう育つか」を圃場評価前に高精度予測。
従来の「有望株を選んでから、性質を安定させる」から、独自の予測手法により、育ち方のデータから有望株を早い段階で見極め、選抜と固定化を高速で進行。
完全人工日照下で大豆を2〜3ヶ月以内に結実・収穫。交配成功率70%以上(通常10〜30%)を実現するコアノウハウ。
全国実証圃場のデータが継続的に還流し、予測精度が向上し続けるエコシステム。後発が追いつけないデータの防壁を形成します。
SPEED & SCALE
速いだけではなく、年間に試せる交配の数が桁違いです。
| 比較項目 | 国内の公的機関(従来法) | 海外の大手育種企業 | 当プロジェクト |
|---|---|---|---|
| 開発期間 | 約15年 | 5〜7年 | 最短 2.5年 |
| 年間の交配 組み合わせ数 |
15〜30程度 | 非公開 (大量資本型) |
100
2026年 実績見込み値 → 2027年は 200〜300 を計画 |
※ 開発期間・交配数は各機関の公開情報および当プロジェクトの実績・計画値に基づく比較です。
開発過程に需要家を巻き込み、生産と買取を紐づける。生産者の販売不安と需要家企業の安定調達リスクを同時に解消し、育種サイクルと商品開発サイクルを同期させます。
地域最適な超多収・環境適応品種で収益性を改善。全量買取のコミットで販売不安を解消。
ニーズを起点にアジャイル開発。データ還流で精度が自己成長する中核基盤。
加工適性・品質を満たす品種を安定調達。品種を「関与可能な変数」として経営に活用。
1年以上前から北海道から沖縄までの全大豆主産地・潜在産地で実証試験を展開。食品メーカー・JA・生産業者と協働し、着実に成果を積み上げています。
専門は土木・地盤工学および数値計算。地盤強度向上の手段として学際的に植物の育種改良を研究し、その知見を「ハイブリッド選抜固定法」として体系化。関連特許を出願済み。
植物と外環境の力学的相互作用シミュレーション、大豆の遺伝資源・形態形成のモデル研究で多数の査読論文を発表。本プロジェクトの交配組み合わせ策定から固定・選抜、新品種作出までの全プロセスを主導。
次世代農業のIPプラットフォーマーとして、2028年度中のスタートアップ設立を計画しています。投資家の皆さまへの情報共有、生産者・企業との協業を歓迎します。
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